ライフハック

「新卒ベンチャー」 VS 「新卒大企業」という勘違い

新卒でベンチャー企業に入社しようか迷っている
ベンチャー企業に入ったけど転職を検討している
こんな方におすすめの記事です。

現在、転職活動中のウォンバット(@akikooo1)です。

私は新卒でベンチャー企業に入社、数年間働いた後、転職を決意しました。

本記事では、

✔転職活動中に感じた「新卒ベンチャー」のメリット・デメリット

✔「新卒ベンチャー」 VS 「新卒大企業」という勘違い

✔「新卒ベンチャー」出身者の生き残り術

について私の体験談を交えて述べたいと思います。

※本記事ではベンチャー企業の定義として「社員10名未満の会社」「創業して3年以内の会社」としています。

新卒でベンチャーに就職するメリット

自分の努力や能力が評価されやすい

立ち上がったばかりのベンチャーは、「集客経路」・「販売方法」が確立されているわけではないので、一生懸命努力して働くことが評価される傾向にあります。

そのため、長時間働いておけば、結果がついてこなくても、気長に待ってもらえることがあります。まだ集客経路・販売方法が効率化される前だと、結果がでないのは、個人の責任ではなく、会社全体での改善余地ありとみなされるためです。

また、多くの人が働いているわけではないので、同じスキルセットを持った人材が少ないため、自分の能力が評価されやすく、思わぬ形で、チャンスが舞い込んでくることがあります。

私の場合、新卒で入社して、半年後には英語ができる・責任感が強いというだけで、海外勤務という大きなビックチャンスを掴んでいました!

こうした人材が少ない中で仕事進めていくと、自分の能力や努力が直結し、自分のスキル以上のチャンスや評価が舞い込んでくることがあります

様々な業種が体験でき、自分の適性職種を見つけられる

新卒の就活時期に、「営業がやりたい」「マーケティングがやりたい」などと決まっているといいのですが、まずは何でもやってみたい!と思っている方には、様々な業務を体験してから決められるのでいいです。

創業期のベンチャー企業に勤務するということは、大体メンバーが少ないので、必然と幅広い業務を経験することになります。

いまの会社に勤めだして間もないころ、私を含めたまわりの同僚全員が他の職種と兼務していました。

営業 新規事業立ち上げ
同僚Uさん 営業 経理
同僚Yさん 営業 マーケティング 人事

私は初期段階で、営業を経験できたおかげで、自分は見知らぬ人とのコミュニケーションでストレスを感じることに気づき、早い段階で他の部署への異動をすることができました。

中規模から大手の企業だと、最低でも2年程度は同じ業種をするので、1年以内に多様な業務ができるのは、とてもいい経験でした。

新卒でベンチャーに就職するデメリット

雑務が多くてやりたい業務に集中できない

前章でベンチャーに入ると営業・マーケティングなど、様々な業種が経験しやすいとお話しましたが、その反面、任された業務が自分の得意な仕事でない場合、メインの仕事の邪魔になる場合があります。

私の同僚のUさんの場合、メインが営業、サブが経理という感じで業務を行っていたのですが、月末の税理士さんとの経費申請の調整や、日々の経費入力、月末の給与の振込など、本来ならば営業として売上をたてる間に、こうした売上に直接関係のない業務があり、疲弊していました。

また彼の場合は、事務系の作業が苦手なので、給与を間違えて振り込んでしまい、社内から怒りをかっていたのをみて、違和感を感じていました。

私の働いていた職場だけかもしれませんが、インターンからベンチャー企業の社員となったばかりの人も、既にいる社員が持っている事務作業(見積書・請求書の作成)などに追われる傾向にありました。

部署の上司(指導者)の不在

これは会社にもよりけりなのですが、代表が営業出身の人だと、部下も営業のスキルが伸ばしやすく、一方でマーケティングのスキルが伸ばしにくいといったこともあります。逆のパターンもあるようです。

私の場合ですが、営業を経験した後に、当時誰も担当のなかったマーケティングの業務を行うことになりました。

代表は外部のアドバイザーなどにうまく助けを借りつつ、マーケティングの成果を伸ばそうとしましたが、マーケティングのKPIを立てる人の不在、実行した経験者の不在でとても大変でした。

いまでは笑い話ですが、あるアドバイザーからいただいたものが「広告のキーワード」を絞り込むことで、成果を図りやすくするということだったのですが、入れ替えの方法がわからない、また入れ替えと同時にウェブページの制作大量の業務を行っていたので、平日遅く・週末も仕事をしていました。

数年マーケティングを経験したあと思うのは、彼のアドバイスは効率的だったと思うのですが、他の作業を考慮した上でのアドバイスではなかったので、当時の私にはとても負担の重いものでした…。

こうしたアドバイスを受けても、社内に経験者がいれば優先順位付けが行われた上で、作業者に降りてくるので、ひとつの業務に集中することで効率的に業務をこなすことができたのでは?と思います。

新卒「ベンチャー出身」 VS 「大企業出身」という勘違いを止めよう

結論からいうと、「ベンチャー出身だから仕事ができるようになる」というのは間違いです

まわりでは大企業は雑務や、同じ繰り返しの作業が多く、おもしろくないという声を聞いていました。

私は最近まで「新卒ベンチャー」で働くと、業務範囲も広く責任感ある仕事がこなせるので、自己成長ができ、仕事ができるようになると思ってました。

業務に余裕がでてくることで他の企業の人と交流するようになって、結局はすべて「自分次第だけど環境も大事」だと気付かされました。

ここではなぜ私がこのような勘違いに陥ってしまったのかを書きます。

ベンチャーと大手企業では、成長スピードが異なる

(※あくまでも私のイメージ図になります。)

私のベンチャーと大手企業の成長スピードのイメージです。

ベンチャー企業に勤めると1年目までは責任感の重い仕事があり成長を感じ、いろんな業務を行うため、年数を重ねると広い業務範囲のスキルを伸ばすことが難しくなっていきます。

2年目・3年目からひとつの部署のスキルを磨き続けている大企業出身者との間にスキルの差ができやすく、ベンチャー出身者は不利となります。

稀にベンチャー優秀な人が、たくさんの業務範囲ですべて成果を出すということを聞きますが、全員が結果を残せるわけではありません。

マーケティング業務の場合、ベンチャー企業だと広告予算が少なく、統計的有意差がでるまで広告費を使うことが難しくなってきます。

そのため、知らず知らずのうちに感覚に頼って広告運用をすることになったり、他の業務が忙しく、その部分が疎(おろそ)かになるというデメリットがあり、ベンチャー企業出身者と大手企業出身者のスキルは開いていきます。

私の友人が経験した営業コンサルティング業務の場合、大手の下請けや孫請けのような形で業務が回ってくるため、決定された内容をこなす日々となっていたと不満をもらしていました。

上位戦略が考えられないため、ここでもベンチャー企業よりも大手企業の方が有利になってきます。

市場価値の高いスキルを求めて成長しよう

現在転職活動をしていて感じるのは
20代中盤から30代は、特化スキルをもった人の市場価値が高くなる」ということです。

私は転職活動を通じて、ベンチャー企業から中堅・大手企業に行く場合は、多くの企業は管理をする側の人より、作業をできる人を探していると感じました。

例えば、マーケティングでいうと「自分でウェブ広告が運用できて、ある一定の成果を出すことができる」、営業でいうと「自分で商談ができて、契約までもっていくことができる」などです。

新卒ベンチャー出身者の生き残り術

新卒ベンチャー出身者に必要となるキャリアプランの考え方、つまり「生き残り術」を考えてみます。

会社への貢献度を高め、ベンチャー企業を大きくする

ベンチャー企業である会社の売上をあげて、会社を大きくするという方法があります。人をたくさん採用できるようにして、他業種から集まってきた人が様々な知識やスキルを共有してくれるので、ベンチャー企業のデメリットも時間とともに相殺されていきます。

ベンチャー企業から上場大手企業まで成長した会社に10年勤めていた人から聞くと、創業期のメンバーとしてマネージャークラスに留まるのは、大変だったとのことです。その人は最後まで管理職のポジションが与えられてましたが、中には途中で外部から入ってきた人に役職を奪われ転職していく人もいるそうです。

覚悟を持って業務に携われば、時間をかかっても会社を成長させることができると思います!

伸びしろがあるうちに転職をする

繰り返しになってしまうのですが、ベンチャー企業に就職をすると、たくさんの業務を遂行するために兼務になりがちで、ひとつのスキルが伸ばしにくいです。

そのため転職市場に放り込まれたときに、ベンチャー企業には適した人材となりやすいですが、大手企業への転職が阻まれます。色んな企業を見てみたいと考えている方には転職することをオススメします。

私が転職で使っているエージェントは、大手転職には「パソナキャリア」、さらにマーケティング職種に強い「ギークリー」も合わせて使っています。

いま働き始めて数年目で感じるのは、転職をするなら第二新卒で転職するのがオススメです。第二新卒として採用される場合、自分がメインとして捉えられるようなスキルがなくても就職ができるからです。

私は最近転職を決意したので、いま選考で「スキルが募集要項とマッチしない」と何度も言われ苦労しています。第二新卒には、ネオキャリアの「第二新卒エージェントneo」が有名どころで、入社からの定着率が高い「ウズキャリ第二新卒」が会社です。

最後に
今回の記事は私の経験をもとにしたものなので、必ずしもベンチャー企業にお勤めの全員の方に当てはまることはないと思います。

新卒でベンチャー企業に入社しようか迷っている、ベンチャー企業に入ったけど転職を検討しているなんていう方は、現在の境遇に合わせて自分のキャリアプランを見つめなおすきっかけとなりますと幸いです 🙂

Thank you for watching!
Love you, bye!